『蘇える金狼』
『蘇える金狼』(79)(1980.10.1.)

原作・大藪春彦、監督・村川透、撮影・仙元誠三。「遊戯シリーズ」に続いて松田優作が怪演を見せる、日本映画には珍しいハードアクション劇。中でも、南原宏治扮する市会議員の手下たちとの対決シーンは圧巻だ。
それに加えて、優作演じる主人公の朝倉が昼と夜との顔を使い分けているところ、成田三樹夫や小池朝雄が珍演を見せる会社重役たちの罪のなすり合い、千葉真一の強くないゆすり屋、岸田森の変てこな探偵、今井健二の弱いやくざ…など、俳優たちが笑えるシーンを作っている。
ラストシーンも、見方によっては笑える。あれだけの傷を負いながらよく飛行機に乗れたものだ。とは言え、こうしたハードなアクションと皮肉な笑い、というギャップが、この映画を面白くしているのだ。
名セリフ「木星には何時に着くの」「金子がねえ」
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