続・映画の王様

映画ライターのブログ

『X-MEN: ダーク・フェニックス』

ユージン・ターナー


 アポカリプスとの闘いから10年。ミュータントの一人ジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)は、宇宙での事故によって、自身の中のダークサイドの力が増幅し、制御不能に陥る。仲間たちは何とか彼女を救おうとするが…。

 若き日のプロフェッサーX(ジェームズ・マカボイ)やマグニートー(マイケル・ファスベンダー)を中心に、X-MENの結成前を描くところから始まったシリーズの4作目で、今回が最終章となるらしい。監督はシリーズのプロデューサーを務めてきたサイモン・キンバーグ。音楽は新たにハンス・ジマーが担当している。

 「X-MEN」は、マーベル映画の嚆矢として、ミュータントたちの超能力をVFXを駆使して見せる、2000年から始まった長期シリーズ。とは言え、途中から登場人物が若返ったり、スピンオフ作品もあるので、よほどのファンでなければ、全体的なストーリーのつながりや登場人物の相関関係などはもはやよく分からないのではあるまいか。また、最終章としては、オールスターによる総括的な映画になった『アベンジャーズ エンド・ゲーム』に比べると、地味な印象を受けるのは否めない。

(蛇足)冒頭、カーラジオから流れる曲がジーンのトラウマとなる事件の引き金となるのだが、それはグレン・キャンベルの「恋はフェニックス=By The Time I Get To Phoenix」。この曲の“フェニックス”は地名だが、この場合は、映画のタイトルと掛けて使ったのだろう。

『X-MEN アポカリプス』(16)
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