続・映画の王様

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『アメリカ上陸作戦』ミリッシュ・カンパニー

ユージン・ターナー

『アメリカ上陸作戦』(66)(1986.12.14.)


 アメリカの小さな島に、座礁したソ連の潜水艦の乗組員が上陸する。彼らはボートを手に入れたいだけだったのだが、あっという間に「ロシア人が攻めて来た」という噂が広がり、島中がパニックに陥る。


 原題の「THE RUSSIANS ARE COMING, THE RUSSIANS ARE COMING,ロシア人が来た、ロシア人が来た」からも分かる通りの、東西冷戦と群集心理を風刺したブラックコメディ。監督はノーマン・ジュイソン。


 潜水艦乗組員(アラン・アーキン)、潜水艦長(セオドア・バイケル)、警察署長(ブライアン・キース)、作家夫妻(カール・ライナー、エバ・マリー・セイント)など、多彩な出演者の好演も見ものだ。


 中でも、艦長役のセオドア・バイケルは、『眼下の敵』(57)ではドイツ兵、『手錠のまゝの脱獄』(58)ではアメリカの保安官を演じた、という国籍不明の面白い俳優。実際はオーストリア、ウィーン出身のユダヤ系ドイツ人だそうだ。


 スピルバーグの戦争コメディ『1941』(79)は成功作とは言えなかったけれど、多分この映画の線を狙ったのだろう。