『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』
『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』

結婚50年を迎えた老夫婦(藤竜也、倍賞千恵子)の飼い猫チビが突然いなくなる。それを機に夫婦間の溝が露わになり、妻は離婚を考え始めるが…。
西炯子の人気漫画を小林聖太郎監督が映画化。『毎日かあさん』(11)や『マエストロ!』(15)でユニークな家族と隣人たちを丁寧に描いてきた監督ならでは映画になっているが、今回は倍賞と藤という、かわいらしさとダンディの残り香を漂わせる2人を得たことが映画のポイントになっている。映画を見ると、長いタイトルにもそれなりの意味があることに気づく。
もっとも、藤が演じた、家のことはなにもしない、無口でええかっこしいの昭和の親父はいまや絶滅危惧種だろう。この後、2人はどうなる…というラストシーンが余韻を残す。
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