『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』
『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』

大相撲秋場所は、関脇の正代が初優勝し、大関昇進を決めた。そんな中、元小結・両国の境川部屋と元関脇・安芸乃島の高田川部屋を半年間密着取材したこのドキュメンタリー映画を見た。
境川部屋には先に引退した元大関の豪栄道のほか、妙義龍、佐田の海、豊響、高田川部屋には竜電、輝らが所属している。彼ら一人一人の話を聞き、その人となりや相撲っぷりを見ると、思わず応援したくなった。
自分は、以前に比べると、相撲熱は冷めているのだが、この映画を見た後は、思わず彼らの取組に注目し、高田川部屋では新型コロナウイルス感染者が出たが、その後どうなったのかを心配して調べたてみたりもした。
力士は、必ず出身地とともに語られ、ある意味故郷を背負った存在だから、同郷の者に肩入れするのは当然だが、こうして何らかのきっかけで、ある力士に対して思い入れが生じる場合もあるのだ。
その意味では、この映画は当を得ているとも言えるのだが、取材対象が二つの部屋とその所属力士に絞られているから、相撲の魅力の一端を捉えただけ、という物足りなさも感じる。言い換えれば、部屋や力士の数だけ別々のドキュメンタリーを作ることもできるということだ。
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