続・映画の王様

映画ライターのブログ

『記憶の技法』

ユージン・ターナー

 東京に住む女子高校生の鹿角華蓮(石井杏奈)は、奇妙な記憶喪失癖に悩んでいた。幼少期の記憶の断片が不意に脳裏をよぎり、しばしば意識が飛んでしまうのだ。ある日、華蓮は自分が養子であることを知る。真実を知りたいと考えた華蓮は、同級生の穂刈怜(栗原吾郎)と共に、出生地の福岡を訪れる。

 吉野朔実原作の同名マンガを、池田千尋監督、高橋泉脚本、「E-girls」の石井杏奈主演で映画化。ヒロインのアイデンティティ探しの旅を描きながら、記憶とは何かを問い掛ける心理サスペンス劇。ヒロインの心の変化を描く青春映画や、東京・福岡・釜山を巡るロードムービーの要素もある。