『ランボー ラスト・ブラッド』
『ランボー ラスト・ブラッド』(19)


元グリーンベレーのジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)は、ベトナム戦争のトラウマに悩まされながらも、故郷アリゾナの牧場で、古い友人のマリアとその孫娘のガブリエラと共に“家族”として穏やかな生活を送っていた。ところが、ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致され、命を落とす。愛する“娘”を奪われたランボーは元グリーンベレーのスキルを総動員し、カルテル一味への復讐を企てる。
最初の『ランボー』(82・原題「ファースト・ブラッド」)から38年。『ロッキー』シリーズとともに、スタローンの俳優人生を支えた『ランボー』シリーズもついに完結となった。
ただ、残念ながらこの映画は、メキシコの扱いのひどさも含めてストーリー展開が雑で、アクションも残忍なだけで何のカタルシスもなく、見ながら暗い気持ちになってくる。
監督のエイドリアン・グランバーグは、同じくメキシコを舞台にしたメル・ギブソン主演の『キック・オーバー』(12)では、捻りを効かせてなかなか面白く仕上げていたのだが、今回はちょっといただけなかった。
さて、ロッキーはアポロの遺児クリードへとバトンタッチすることができたが、ランボーは孤独で救いのないままの完結ということになる。これは陽のロッキーと陰のランボ―というキャラクターの違いに寄るものだろう。
エンドクレジットで“ランボーの歴史”が映ったときは、感慨深いものがあったが、それも映画の出来云々ではなく、時の流れに対する思いから浮かんだものだった。
『ランボー』から『ランボー3/怒りのアフガン』まで
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6689ba4d10a6303a7c5da0c323df7ced
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