続・映画の王様

映画ライターのブログです

「舟を編む ~私、辞書つくります~」『星の王子さま』

ユージン・ターナー

 ドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」で、主人公の辞書編集部員・岸辺みどり(池田エライザ)と製紙会社営業の宮本慎一郎(矢本悠馬)がサン=テグジュペリの『星の王子さま』のことを語り合うシーンがあり、ドラマの内容とよく合っていると思った。この本を読んだのは遥か昔の大学生の時だった。その時書いたメモを。


『星の王子さま』(サン=テグジュペリ 訳・内藤濯)(1980.12.) 



 サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と「ほんとうのこと」しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描く。


 先輩に薦められて読んでみた。沈みがちな心に染みた。これはもはや童話の域を超えている。宮沢賢治の童話とは違った意味で、生きること、人間とは、友情、愛など、さまざまなことについて教えてくれた。


 「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」


 【今の一言】1974年にスタンリー・ドーネン監督が映画化。その後、いろいろな映画で引用されている。最近では『君の膵臓がたべたい』(17)や『隣人X 疑惑の彼女』(23)でも引用がみられた。