品川徹の出演映画『太陽』『親指さがし』『野のなななのか』
『太陽』(05)(2007.10.30.)
迫水久常書記官長

1945年の終戦直前・直後の数日間における昭和天皇の苦悩と孤独を描いた、アレクサンドル・ソクーロフ監督によるロシア・イタリア・フランス・スイスの合作映画。
もちろん、日本人から見れば妙な描写も多々あるが、こういう実録ものが映画にできない日本映画界の悲しさも感じた。イッセー尾形にとってはいい意味で、天皇を演じることも己の芸の対象の一つに過ぎないのだろう。
『親指さがし』(06)(2006.6.28.)
山田老人

6人の子どもたちが“親指さがし”という怖い遊びをしていた時、一人の少女が行方不明に。残された5人はそれぞれにトラウマを抱えながら、8年後に同窓会で再会する。だがそのうちの2人が親指を切り落とされて殺される連続殺人が発生。果たしてこれは少女の呪いなのか…。
ということで映画はホラー仕立てで進行するが、一応最後に種明かしがあり、ただの超常現象ものではない。とはいえホラー、謎解きミステリー、青春群像劇のどれもが中途半端で残念ながら焦点がぼやけてしまう。加えて、ほかの若手俳優たち(伊藤歩、松山ケンイチ、尾上寛之ら)が結構頑張っていただけに、主演の三宅健の演技の稚拙さはいかがなものかと思った。
『野のなななのか』(14)

元開業医・鈴木光男
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