「午後のロードショー」『パトリオット・デイ』
『パトリオット・デイ』(16)

2013年のボストンマラソンでの爆弾テロ事件を、現場で警備に当たっていたボストン警察の刑事(マーク・ウォールバーグ)を中心に、地元警察とFBIの合同捜査で犯人を追い詰めていく様子を描く。
監督はピーター・バーグ。ジョン・グッドマン、ケビン・ベーコン、J・K・シモンズ、ミシェル・モナハンなど、共演陣も豪華。『ライ麦畑で出会ったら』(15)『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(17)『ヘレディタリー/継承』(18)と、進境著しいアレックス・ウルフが犯人の一人を演じていた。
さて、犯人追及の描写は緊迫感があり、なかなかのサスペンス劇として見られるのだが、後半は、映画の根底にある「アメリカ=ボストンはテロには屈しない」という主張が強く出過ぎて、どうしてもプロパガンダ的なものを感じてしまう。原題は「愛国者の日」だから、これも仕方ないのか。
また、本編が終わった後、本物の関係者や被害者が登場するのは、最近の実録物の常で、それが新たな感慨を呼ぶこともあるが、この映画の場合は、主張の押し付けやくどさを感じさせられるので、かえって逆効果だったと思う。


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